Grumbling of ane's mind

はぁ~・・・とため息をつくような心のボヤキをありのままに。姐の裏側を少し(笑)

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■ “諦める”ということ。

姐が好きな作家の一人に、今は亡き「鷺沢 萌」という人がいる。
彼女は、姐が口に出来なかったこと、姐が感じていながらも表現出来なかったことを、さらりと文章にしてしまう。
だから、彼女の本、特にエッセイを読んでいると共感どころか、ドキドキしてくるくらいだ。

===

- 最後まであきらめるな、あきらめさえしなければ必ず望みは叶うものだ、というようなことを本気で口にする人は、きっと、奥歯を噛しめて、額に血管を浮かばせながら、それでも「あきらめる」を選択するしかなかった、信じたいのに、信じられればそれほど楽なことはないのに、それでも「信じない」を選択するしかなかった、そういう経験のない人なのではないかと思う。

- 「あきらめない」ことは、さして難しいことではない。さして難しくないことをするときに、殊更に胸を張って、声高に主張する必要はない。世の中にはどうやってもあきらめる他ないことがたくさんある。山ほどある。厭になるくらいある。

- そうしたことごとの瓦礫の山の上に途方に暮れて立ち尽くしながら、血をしたたらせて「あきらめた」経験が一度でもあれば、「あきらめない」をただキレイなことばとして受けとめることもないはずだ。

- 「あきらめるな」は他人に向かって言うことばではない。自分に向かって、黙ったまま言うことばだ。


「ありがとう。」鷺沢萌 角川文庫 平成17年初版発行



姐のまわりにも沢山ある。
「諦めることが出来たらどんなに楽か」と思うことが。

手に入ろうが入らなかろうが、何かに向かって頑張れること、諦めないでいられることより、「諦めること」の方がずっとずっとつらい。周囲の状況のような外的な要因で「諦めざるを得ない」こともつらいけれど、自分が「諦めること」を選択することは、本当に奥歯を噛締めて、涙をこらえて、血をしたたらせての決心、そしてものすごく辛いことだと思う。


諦めないで頑張り続けられたら、それは幸せなことなのかもしれないと思う。
そして結果が見えて“諦める選択”をしなくてはならないとき、身を削られるような痛みを伴うのだとも。

これからは姐も「あきらめるな」と自分に向かって黙ったまま言おうと思う。


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■ 「パイロットフィッシュ」 大崎 善生

本当は、最近我が家にやってきた沢山の新しいメンツ達(と言っても冷蔵庫とか 笑)について書こうかと思ったのだけど、日が暮れて部屋がオレンジから薄暗くなる途中、平原綾香なんぞを聴きながら電気もつけずにPCの前に座っていたら、ふとこの本を思い出した。

「こんなステキな時間に冷蔵庫の話もないだろう^^ゞ」ってことで、その本について書こうと思う。


姐は時々、ふらっと本屋さんに行っては、文庫本を2-3冊これと言ったこだわりもなく「ピン!」ときたら買い溜めすることがある。

10月頃だったと思う。
やっぱりこの本もそんな一冊だった。確か「みずみずしい感性が・・・どーのこーのの青春小説」って書かれていたような。
なんでしょう、みずみずしさに、青春に飢えていたのでしょうか(笑)

ともかく。

買ってからすぐには読まない(何故なら、出番待ちが沢山あるので)のが常だが、何となくこの本は買って結構すぐに手をつけた。

そして、最初の1ページ目を読んだだけで、なんとも言えない・・・何か心を鷲摑みにされたようなショックを覚えた。


- 人は、一度巡り合った人と二度と別れることはできない。なぜなら人間には記憶という能力があり、そして否が応にも記憶とともに現在を生きているからである。

- 人間の体のどこかに、ありとあらゆる記憶を沈めておく巨大な湖のような場所があって、その底には失われたはずの無数の過去が沈殿している。

- ボートの上から湖の底が見えたとしてもそこに手が届かないように、沈殿している過去を二度とその手に取ることはできない。

- 記憶はゆらゆらと不確かに、それでいて確実に自分の中に存在し、それから逃れることはできないのだ。

「パイロットフィッシュ」大崎善生 角川文庫 平成16年初版発行


物語は19年前、主人公がまだ学生だったときに付き合っていた女性から、19年ぶりに連絡があるところから始まる。そして、その当時、その彼女によって「月刊エレクト」というエロ本の出版社に勤めることとなる主人公。

ところどころに、まぁ、雑誌作りということでここでは「ピー」音入れないとさすがの姐も書けないような単語も出てくるのだけど、それがまた人間らしくて、いい。

話はそう重い話ではないけれど、読んだ後に何とも言えない「人間って・・・」っていう感慨があった。こういうのを「青春小説」っていうのかな(笑)

ちなみに、「パイロットフィッシュ」というのは、水槽でお魚を飼う時にメインのお魚のために適した水を作るために最初に水槽に入れられる魚のことだそう。生態系の存在しない水の中に入れられたパイロットフィッシュの糞に含まれるバクテリアがメインの魚達のための水に必要で。そして、パイロットフィッシュは捨てられてしまうものらしい。
そうしないと、メインの魚は育たないから。


興味があれば、読んでみてください。
#ちょっと赤面の場面もありますが・・・^^ゞ




すっかり日も落ちちゃった。
のんびりだった連休も終わりだね・・・

■ 「「さよなら」が知ってるたくさんのこと」 唯川 恵

以前の記事にも書いたけど、姐は本を読むのが、活字を読むのが好きだ。
バックには読む・読まないにかかわらず、必ずと言ってよいほど本が入ってる♪

ちょっと疲れてるとき、自分の生活が込み入ってるとき、余裕がないとき、そんな時は軽い恋愛モノや短編集、もしくはエッセイを好んで読む。


若い頃は、

「エッセイってその人の考えでしょ?!私には私の考えがあるから。」

なんてエラソーに思ってたけど、それは今思えば、人の意見やその人の思いを聞いて受け止める余裕もなかったっつー話で(^^;)、20代も半ばを過ぎて“生きてくって大変なのねぇ~っ”と少しばかり気づいた頃から、エッセイを読むのも好きになった。

基本的には、小説を先によんで、その小説に感銘を受けることが出来たら、その筆者に興味をもつ・・・という感じ。


ちょっと前に、唯川 恵さんのエッセイを読んだ。正直なところ、全体の7割は残念ながら、姐の琴線に触れる(←これテーマだからね!^^)ことはなかったのだけど、1つ無視してとおれないテーマがあった(笑)


彼女のこの本の中のコラムの1つ。
「男について、少しだけわかったこと」というエッセイ。
その1~その8まで書いてある。そのうちの7つは「ふぅ~ん」だったり「そうかねぇ・・・」だったり「ありがち」だったりしたのだけど、その中の1つが・・・琴線に触れた!


- その7 藁をもつかむ思いでつかんだものは、絶対に藁だ

「「さよなら」が知ってるたくさんのこと」唯川 恵
新潮文庫 平成13年初版発行


この「絶対に」と言う部分はちょっとどうかな~とは思うけど・・・・・
藁をもつかむ思いでつかんだものは・・・しょせん藁かもしれないこともあるかもしれない覚悟があるならつかんでもいいかもしれないけど、でも藁だよ・・・・くらいかな^^;;;;


でもでも、その藁に救われることがあるのも事実です。
沈没するまでのわずかな時間、藁のお陰で空気を吸えたのも事実です。

・・・・あまり深くは語るまい(笑)


そして、姐も誰かの藁だったことがあるかも・・・と思ったりするのです、はい、もちろん。
それでも、姐が藁になった日々があったことで、今は幸せになっていて欲しいと願うばかりです*^^*

■ 「愛してる」 鷺沢 萌

姐は割と本を読むのが好き。
本を読むの・・・というより、活字を読むことが好き、なのかもしれない。2時間映画を見るならば、同じ話の本を2時間読みたいというタイプ。(の割には新聞は読まない^^;;)

本を読んでいると、ときどき「ずきん」としたり「どきっ」としたり、心を揺さぶる言葉に出会うことがある。なかなか覚えていられないので、どこかに控えようと思ってても、これまたなかなか^^;; ブログをつけ始めたとき、本の中のそんな言葉達を書き残しておきたいと思った。

そして、それをするなら、最初に書こうと思っていたのが、この言葉。


- 思ったり感じたりした者の勝ちだ。

「愛してる」鷺沢萌 角川文庫 平成6年初版発行


もう随分と前なんだなぁ、と今、気づいた。11年前。
まだ20代の頃・・・・ あぁ、きっと大失恋の後で何かこう恋愛関連の本ばかり読み漁っていた頃かもしれない。多分、購入したきっかけは、その単純な題名と鷺沢萌という同い年の作家に興味を覚えたのだろう。

何気なく手にしたその文庫本を開くと、本のタイトルがあるページのその次、いきなりページの真ん中にたった一行、縦書きで目に飛び込んでくる言葉。



- 思ったり感じたりした者の勝ちだ。



あの頃、男のことや仕事のことやで悶々としていたのだと思う。
そしてその悩んだり悶々としていたことが、全て自分の中で肯定されたような瞬間だった。


姐は今でも、この言葉を時々つぶやく。
そう、思ったり感じたりした者の勝ちだ。

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姐

  • Author:姐
  • もちろん前を向いて進んで行きたいけれど・・・時には立ち止まるし、振返る。どちらも本当の自分。

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